◆2番(比嘉譲君) おはようございます。本
総務委員会に付託のありました議案第48号、議案第49号、議案第50号について、
委員長報告を行います。
△議案第48号 糸満市
火災予防条例の一部を改正する条例について。本案は、
消防法施行令の一部を改正する政令が公布されたこと等に伴い、糸満市
火災予防条例の一部を改正するものであります。当局より、京都府で起きた花火大会の事故を受けての改正であると説明がありました。委員より、
糸満ハーレーに出店していた露店が使用していた燃料について質疑があり、当局より、電気を使用していたとの答弁がありました。審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しております。
△議案第49号 財産の取得について(
救助工作車(Ⅱ型))。本案は、
救助工作車の購入に当たり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決が必要とされたものであります。当局より、排気量は6,400㏄、210馬力で、乗員人数は5名、75品目の救助敷材を積み、10キロワットの発電、5トンまで牽引可能なウインチがついている等の説明がありました。審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しております。
△議案第50号
専決処分の承認について(糸満市
税条例等の一部を改正する条例)。本案は、
地方税法等の一部を改正する法律が平成26年3月31日に公布され、同年4月1日から施行されることに伴い、糸満市税条例及び糸満市税条例の一部を改正する条例の一部を改正し、同日から施行する必要があり、議会を招集する時間的余裕がないことから、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行ったので、同条第3項の規定により、これを報告し議会の承認を求められたものであります。当局より、主な改正点として法人税割の税率を12.3%から9.7%へ改定すること、
軽自動車税の税率の改正をすること、
公害防止用設備に係る
固定資産税の課税標準の特例措置を2年間延長し、わがまち特例を導入すること等の説明がありました。委員より、
公害防止用設備の内容について質疑があり、当局より、
ガソリンスタンド等であるとの説明がありました。審査の結果、賛成多数で承認すべきものと決しております。以上であります。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告に対する質疑を終了いたします。 議案第48号 糸満市
火災予防条例の一部を改正する条例について、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第48号 糸満市
火災予防条例の一部を改正する条例について、本案に対する
委員長報告は原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり原案可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第49号 財産の取得について(
救助工作車(Ⅱ型))、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第49号 財産の取得について(
救助工作車(Ⅱ型))、本案に対する
委員長報告は原案可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり原案可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第50号
専決処分の承認について(糸満市
税条例等の一部を改正する条例)、本案に対する討論を許します。
◆7番(菊地君子君) 議案第50号
専決処分の承認について、
委員長報告に反対の立場から討論を行います。
△本議案は、糸満市
税条例等の一部を改正する条例であります。政府の
地方税法等の一部を改正する法律が去る3月31日に公布され、4月1日から施行されることに伴い、糸満市税条例の一部を改正するというものであります。主な内容は、法人税割の税率を「100分の12.3」から「100分の9.7」に引き下げて、庶民の足とも言える
軽自動車税率を軒並み引き上げるというものです。4月から消費税が5%から8%になり、国民生活は苦しくなるばかりです。しかも来年10月からは消費税10%にするというのですからとんでもありません。1997年に消費税が3%から5%になったとき、家計の底が抜け、大不況の引き金になり、税収が減り、財政も悪化しました。しかも2000年には
介護保険制度をスタートさせ、わずかな年金からも保険料を天引きし、さらに
後期高齢者医療保険制度で負担を押しつけ、恒久減税は廃止と、国民への負担増ばかりが相次いでいます。なのに安倍政権は
東日本大震災の復興に向けた
復興法人税を1年
前倒し廃止で大企業には減税をしています。国民には
消費税増税、財界、大企業には減税。これでは大企業が潤うだけです。暮らしも、経済も、財政もよくなりません。消費税8%で8兆円、医療、年金、介護など、社会保障の改悪を合わせると10兆円の負担増です。
年金支給額は昨年に引き続き、4月からさらに0.7%引き下げられています。医療はどうでしょうか。70歳から74歳の
医療費自己負担は1割負担から2割負担に引き上げ、介護においても40歳から64歳の
介護保険料も引き上げられています。
消費税増税は社会保障のためという政府の主張は許せません。アメリカのいいなり、財界中心の安倍政権の暴走です。
内部留保金が270兆円にも上る大企業へのさらなる大盤振る舞いの減税の方向であります。経営が困難な中小業者には
消費税増税が大きな負担となっているのが実態ではないでしょうか。
日本共産党は第1に、無駄の一掃や、大企業や大資産家に応分の負担を求める税制改革。第2に、賃上げや安定した雇用をつくり、国民の所得をふやすことを同時に進め、消費税に頼らず、経済と財政危機を奪回することを提案してきました。軍事費や不要不急の
大型公共工事を2年連続予算増額するのではなく、国民の生活を思いやる政治こそが求められています。 本議案は、大型の高級車の
自動車税率はそのままで引き上げることはせず、庶民の足となっている
原動機付き自転車や軽自動車、しかも
小型特殊自動車の
農耕作業用のものまで自動車税を引き上げるということになっていて、承認することはできません。よって、
委員長報告には反対です。議員各位の賛同をお願いし、討論を終わります。
○議長(
徳元敏之君) お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第50号
専決処分の承認について(糸満市
税条例等の一部を改正する条例)、本案に対する
委員長報告は承認であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君) 起立多数であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり承認されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第51号
専決処分の承認について(糸満市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)、議案第53号
専決処分の承認について(
指定管理者の指定(
真壁コミュニティセンター))、議案第55号
専決処分の承認について(平成26年度糸満市
国民健康保険事業特別会計補正予算(専決第1号))、以上3議案を一括して議題といたします。 3議案については、その審査を
民生委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。
◆15番(伊敷幸昌君) 本委員会に付託のありました議案第51号、議案第53号、議案第55号について、
委員長報告を行います。 議案第51号
専決処分の承認について(糸満市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)。本案は、
地方税法等の一部を改正する法律、
地方税法施行令の一部を改正する政令及び
地方税法施行規則及び
航空機燃料譲与税法施行規則の一部を改正する省令が平成26年3月31日にそれぞれ公布され、同年4月1日から施行されることに伴い、糸満市
国民健康保険税条例の一部を改正し、同日から施行する必要があり、議会を招集する時間的余裕がないことから、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行ったので、同条第3項の規定により、これを報告し議会の承認を求められたものであります。当局より、今回の改正により国保税の軽減となる対象者が拡大する。本市においては対象者が多いため、市民の負担軽減につながるとの説明がありました。審査の結果、
全会一致で承認すべきものと決しております。
△議案第53号
専決処分の承認について(
指定管理者の指定(
真壁コミュニティセンター))。本案は、
真壁コミュニティセンターの供用開始に伴い、同センターの
指定管理者を指定する必要があり、議会を招集する時間的余裕がないことから、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行ったので、同条第3項の規定により、これを報告し議会の承認を求められたものであります。委員より、
真壁コミュニティセンターは市の名義となっているが、その場合、施設の修繕については市が行うのかとの質疑があり、当局より、指定管理の協定の中で修繕については
指定管理者で行うこととしているとの答弁がありました。審査の結果、
全会一致で承認すべきものと決しております。
△議案第55号
専決処分の承認について(平成26年度糸満市
国民健康保険事業特別会計補正予算(専決第1号))。本案は、平成25年度糸満市
国民健康保険事業特別会計において、9億6,810万円の
歳入不足額が生ずるため、
地方自治法施行令第166条の2の規定により、平成26年度歳入の繰上充用が必要となり、議会を招集する時間的余裕がないことから、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行ったので、同条第3項の規定により、これを報告し議会の承認を求められたものであります。審査の結果、
全会一致で承認すべきものと決しております。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告に対する質疑を終了いたします。 議案第51号
専決処分の承認について(糸満市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第51号
専決処分の承認について(糸満市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)、本案に対する
委員長報告は承認であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり承認されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第53号
専決処分の承認について(
指定管理者の指定(
真壁コミュニティセンター))、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第53号
専決処分の承認について(
指定管理者の指定(
真壁コミュニティセンター))、本案に対する
委員長報告は承認であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり承認されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第55号
専決処分の承認について(平成26年度糸満市
国民健康保険事業特別会計補正予算(専決第1号))、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第55号
専決処分の承認について(平成26年度糸満市
国民健康保険事業特別会計補正予算(専決第1号))、本案に対する
委員長報告は承認であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり承認されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第52号
専決処分の承認について(
工事請負契約の変更(
西崎陸上競技場整備工事))、議案第54号
専決処分の承認について(市道の
路線廃止及び認定の議決内容の一部変更)、両議案を一括して議題といたします。 両議案については、その審査を
経済建設委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。
◆18番(長嶺一男君) 本委員会に付託のありました議案第52号、議案第54号の両議案について、
委員長報告を行います。
△まず、議案第52号
専決処分の承認について(
工事請負契約の変更(
西崎陸上競技場整備工事))。本案は、
西崎陸上競技場整備工事において、走路部分に長年の圧密沈下が原因と思われる沈下があり、
工事請負契約を2,620万円増額変更する必要が生じたが、当初の工期内に完了する必要があり、議会を招集する時間的余裕がなく、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行い、同条第3項の規定に基づき、これを報告し議会の承認を求められたものであります。委員から、当初契約の際にはわからなかったのかとの質疑に対し、当局からは、工事を進めていく段階で沈下が判明したとの答弁がありました。また、第3種公認の認定をクリアするために必要な工事であるとの説明がありました。審査の結果、
全会一致で承認すべきものと決しております。 次に議案第54号
専決処分の承認について(市道の路線廃止及び認定の議決内容の一部変更)。本案は、平成26年第1回定例会において議決された市道の
路線廃止及び認定に係る議決内容の一部変更について、道路整備事業を執行する上で早急に市道認定をする必要があり、議会を招集する時間的余裕がなく、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行い、同条第3項の規定に基づき、これを報告し議会の承認を求められたものであります。当局からは、路線の起点及び終点の地番の誤りという事務的なミスであり、チェック体制を強化し二度とこのようなことがないようにしたいとの説明がありました。審査の結果、
全会一致で承認すべきものと決しております。以上であります。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告に対する質疑を終了いたします。 議案第52号
専決処分の承認について(
工事請負契約の変更(
西崎陸上競技場整備工事))、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第52号
専決処分の承認について(
工事請負契約の変更(
西崎陸上競技場整備工事))、本案に対する
委員長報告は承認であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり承認されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 議案第54号
専決処分の承認について(市道の
路線廃止及び認定の議決内容の一部変更)、本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。 本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△議案第54号
専決処分の承認について(市道の
路線廃止及び認定の議決内容の一部変更)、本案に対する
委員長報告は承認であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本案は、
委員長報告のとおり承認されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時30分)(再開宣告午前10時30分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 本案については、その審査を予算・決算特別委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。
◆19番(新垣安彦君) 本予算・決算特別委員会に付託のありました議案第47号について、各分科会の報告を受け
委員長報告を行います。
△議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)、本議案は、歳入歳出予算にそれぞれ3億4,216万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ225億8,302万8,000円とするものでありますが、各分科会で審査された主な内容を申し上げます。 まず、総務分科会所管から申し上げます。歳出、2款1項8目におきまして、1,186万円が減額計上されております。当局より、これは平成26年度に予定されていた糸満市那覇空港直行バス路線実証実験について、実証実験を1年先送りにして平成27年度に行い、平成27年度予定であった地域観光公共交通計画の策定業務を前倒しして、本年に取り組むための措置である、糸満市那覇空港直行バス路線実証実験については、本年度は周知に専念するとの説明がありました。委員より、路線についての質疑があり、当局より、那覇空港から
糸満観光農園までの停留所14カ所について答弁がありました。10款1項3目4節共済費におきまして60万7,000円、10款1項3目7節賃金におきまして399万円が追加計上されております。当局より、これは障害児支援ヘルパー事業で市内各学校に配置されているヘルパーを現在の30名から35名に増員するものであるとの説明がありました。委員より、ヘルパー1名で数人の生徒を担当していると思うが、学校から当初でヘルパー配置の要望はなかったのかとの質疑があり、当局より、ヘルパーを必要としている生徒全員に一人ずつ配置することができないため、現在の体制で対応しているとの答弁がありました。 次に民生分科会所管であります。歳出、3款1項3目障害自立支援費におきまして、相談支援事業所サポート事業1,069万6,000円が追加計上されています。これは市内指定特定相談支援事業所5カ所を対象に、相談員の採用、人材育成を委託することにより、障害福祉サービス利用に係る計画策定を推進するとの説明がありました。3款2項4目保育所費におきまして、沖縄県待機児童対策特別事業、指導監督基準達成・継続支援事業補助金285万円が計上されております。委員から、申請のあった団体を選考しての補助になるかとの質疑があり、当局から、申請ではなく、認可外保育施設へ県からの立ち入り調査が入り、指摘があったところへの補助となるとの答弁がありました。 次に経済建設分科会所管であります。歳出、6款1項3目農業振興費、特定地域経営支援対策事業において1億311万5,000円が計上されております。当該事業は、市内にある農業生産法人に対する農畜産物集出荷貯蔵施設等補助金であり、事業費の4分の3は県補助金、4分の1は事業者負担であるとの説明がありました。6款1項7目観光農園費、観光農園推進対策費において1億231万3,000円が追加計上されております。これは
糸満観光農園株式会社の所有する地域食材供給施設(レストラン)を購入するためのものであります。当局からの本委員会に対する当初の説明は、本年4月に指定管理の発注者としてプロジェクトチームをつくり、観光農園を調査したが、資金がほとんどない状態で、このままでは7月中には資金ショートを起こすことは確実であり、それを回避するための予算計上であるとの説明でした。委員からは、債権放棄により会社を再生するということではなかったのか、5月ごろまでに会社の再建計画をつくると言っていたのではないかとの質疑や株主総会を開いた後で提案すべきではないかなどの意見がありました。その後、当局より、6月11日に行われた
糸満観光農園株式会社の取締役会において特別清算の決議がなされたことから、今後、裁判所と清算人からの当該施設の買い取り要請があった場合に備えるためと、予算計上の理由が変わったとの説明がありました。 審査の結果、お手元に配布してあります委員会審査報告書のとおり、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。なお、質疑に対しては、分割付託部分に係る各常任委員長の補足答弁をお願い申し上げ、
委員長報告といたします。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告に対する質疑を終了いたします。 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)、本案に対しては、国吉武光君外10名から修正の動議が提出されております。これを議題とし、提案者の説明を求めます。
◆6番(国吉武光君) 議案第47号に対する予算の修正動議を申し出ました。
△私たち市議会は、3月定例会において4,780万4,051円の債権を放棄する議案提出があったとき、説明では
糸満観光農園株式会社の電気料金の債権を放棄することで観光農園株式会社の経営健全化への取り組みを支援するとありました。私たち議会も倒産だけは避けたい強い決意があり債権放棄の議決をしました。第三セクター等点検評価委員会の点検評価報告書は、平成24年度の委員会の指摘事項(事業推進体制の構築「事業計画策定」など)について、実質的に何一つ有効な手だてが講じられてきていない。同セクター側で具体的な取り組みの1つとして示されたプロジェクトチームの活動についても、何の実効性も発揮されておらず、その取り組みは全く試されていないに等しい状態である。プロジェクトチームは同セクター代表取締役専務のマンパワーの限界を補完するために必要だと当委員会がこれまで指摘し、その設置を強く求めたものであったが、残念ながら中身が空虚でそもそも成り立っていないとさえ言える状況である。今回の点検評価時点(平成25年11月)においても事業の抜本的再構築に向けた事業計画はいまだに提出できていないなど、全く改善が見られない状況である。同調査委員会によると資産評価等を合理的に見直した場合、既に実質的に債務超過であり、同セクターは実質的に債務超過に転落しているものと判断せざるを得ない。今度の定例会では
糸満観光農園株式会社の保有するレストラン施設(地域食材提供施設)の買い取りの議案が提出されました。議会の質疑の中では、資料の提出を求め、経営状況が明らかになり、当株式会社の再建は厳しい。第三者調査の中間報告を見ても事実上、同セクターの専務の独断で行われているに等しい実態であり、コーポレートガバナンスが効いていない状況である。現経営陣は、相応のリスク判断を得た上で経営を引き受けるべきものであり、経営を引き受けた以上は過去の経緯も含め、あくまで現経営陣が一義的に責任を負うものであることを厳に認識すべきである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・法令違反行為は別途、当該旧経営陣当事者に対して追及されるべきものである。現経営陣はあくまで、経営を預かった時点の状況からスタートして、すべきことを善管注意義務を尽くして完遂してきたかについて厳しく問わなければならない。しかし、残念ながら、結果として放漫経営であった。市は経営責任はないが、株主とは別に市として責任は別途存在しており、出資した株の価値が消えてなくなれば市のバランスシートにはその分大きな穴をあけてしまう。市は財政に与える影響について市民への説明責任をしていかなければならない。当局は、
糸満観光農園株式会社の責任所在もはっきりしない現状で1億231万3,000円の補正予算の提出があり、同補正予算については、裁判所の金額が確定し、それから補正しても十分対応できる。またこの資産の価値についても定かでない中、一般財源補正が組まれるのはおかしい。議会は行政のチェック機関であり、市民への説明ができない。当株式会社の第三セクター等点検評価委員会の点検評価報告書を確認し、
糸満観光農園株式会社をそのまま存続させると本市は今後の財政運営に支障を来すおそれが十分考えられ、私たち議員はこの議案におのおの苦悩してまいりました。 本会議にいる糸満市議会議員の皆さん、今回提出された議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)に対する修正案に賛成し、議会の権能を果たしましょう。議員の同意を求めます。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午前10時44分)(再開宣告午後1時02分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 ただいま議題となっております修正案に対する質疑を許します。
◆2番(比嘉譲君) それでは自席より、提案者にお尋ねをいたします。
△
地方自治法第220条、総計予算主義の原則についてどうお考えなのか。また、今回当局より提案されました
糸満観光農園株式会社のレストラン買い取りの補正予算の提案は、その原則に反しているのかどうかお尋ねをいたします。 2つ目であります。今回の修正動議、修正案でありますが、レストラン買い取りの費用だけではなくて委託費、要するに建物、レストランの残存価格を査定するための委託料まで削減されておりますが、その理由は何なのか。そしてそれが与える影響はどうお考えなのか。そのことは提案者と市当局にも伺います。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時03分)(再開宣告午後1時18分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆2番(比嘉譲君) 大変失礼をいたしました。訂正をして、改めて質疑をさせていただきます。
地方自治法第210条総計予算主義の原則についてどうお考えなのか。そして今回のレストラン買い取りの補正予算の提案は、その原則に反しているのかどうかお尋ねをいたします。 それから2点目なんですが、今回の修正案でありますが、レストランの買い取り費用だけではなくて、レストラン、建物自体の残存価格の算定のための委託料まで削減をされておりますが、それについてどういったお考えなのか。そしてその影響についてどのように考えているのか。この件は、提案者と市当局にお尋ねをいたします。
◆6番(国吉武光君) 比嘉譲議員からの質疑についてお答えいたします。
地方自治法第210条は総計予算主義ということで、その点を一切不問にしているわけではございません。まずそれというのは、この補正が1億231万3,000円の補正というのは、型が見えない中での補正なものですから、このものに関しては、この株式会社がこれから清算していこうという中で、それは今現在、まだ進行中です。その中で補正云々ということは、ちょっと私はまだ早いと、時期的にも十分に時間があるということで反対しております。 それからもう1点、この補正に反してどう思っているかと、責任はどう思っているかということなんですが、これからこの株式会社が進行、まだ仮定でありますので、この仮定に対しては答えることはできません。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時20分)(再開宣告午後1時22分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) お答えします。 先ほどの法第210条に反していないかという御質疑ですが、それは反してはいません。ただ私が言いたいのは、この補正の中でまだこれが今、現在進行形で進んでいる中で、まだこの辺の内容がこの数字が、これが絶対だという数字もないし、それをまた清算される段階でこの数字というのは低くなる可能性も十分あります。そういうことでありますので、その辺の御理解のほうをよろしくお願いします。 それともう1点ですね…。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時23分)(再開宣告午後1時23分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) お答えいたします。 この壇上に上がりますと、ふだんの一般質問でさえ緊張しますが、反論となるとさらに緊張しまして、その質疑の答弁についてちょっと抜けたところがありまして、おわびして訂正します。まず、この委託料までもということですよね。この委託料というものも、今、私たちがこの補正で見ている中でまだまだその分には時間が十分あるという考え方ですので、そのものに反するとか云々ではなくて、この委託料そのものも一緒に私たちは削除しております。以上です。
◎副市長(杉浦友平君) 比嘉譲議員の質疑にお答えいたします。 今回、レストランの買い取り費用だけではなくて、その鑑定に係る委託料まで削ったことについてでございますが、正直言いまして、今回、修正案を本日見まして戸惑っております。といいますのも、これまで購入価格が高いんじゃないかと、決まってからでいいんじゃないかというお話がございました。したがいまして、今回の修正案も当然、公有財産購入費の修正と、減額修正というものはあるかとは思っていたんですが、案として提示されるかとは思ったんですが、まさか委託料まで削るという話が出るとは思いませんでした。といいますのも、当然、これから現在、取締役会において株主総会に解散決議というものを提案するわけでございます。これが決議されれば清算手続に入りまして、裁判所から金額の提示がございます。その金額の提示が本当にレストランという建物の評価に相当する金額はどうかというのは当然市においても鑑定評価を入れる必要がございます。したがいまして、これを削られるということは市はもう買い取る意思はないと、第三者に譲られてもやむを得ないという判断を下したかに思われるのではないかと危惧しております。例えばぜひ買いたいというのであれば、恐らく鑑定評価が出てからという、恐らく議員の趣旨でしょうから、議会を開いてまず鑑定委託料を計上して鑑定評価を入れて、金額が決まったらまた議会を開いて購入費を計上して、仮契約を結んで、また議会を開いて財産の処分をもらうと、こういう手続が非常に時間がかかる手続になりますので、清算手続に対しても支障が出ないかということを大変危惧しております。
◆2番(比嘉譲君) 1点目の
地方自治法第210条の総計予算主義の原則には今回の補正予算の提案は反してはないと、何ら問題がないということは確認できました。それからレストラン、今度の修正案における、先ほど当局からも説明がございましたが、残存価格、建物の価値を算定するための委託料まで減額されているということでありますが、あくまでもこれは今後ですね、清算人においてレストランの買い取り価格が提示されたときに、私たち糸満市にも独自に建物の価値、評価というものは既に事前にやっておく必要が私はあると考えます。そういった意味で、今回の修正案、どうしても私自身納得のいくものではないということを申し上げまして、私の質疑を終わります。
◆11番(玉城安男君) 私のほうからも2、3点質疑をさせていただきたいと思います。 先ほど比嘉譲議員の質疑において、
地方自治法第210条については提案者は違反をしていないということを述べておりました。またそういう中でるる、今は時期的に早いというようなこともおっしゃっておりましたが、まず1点目、例えば今、解散を前提として総会に提示するということですので、解散が行われ、特別清算人、裁判所が金額を提示した場合、そしたらその金額が、今の1億幾らかよりは下がってくるだろうと思われます。そのときには提案者は賛成をされるんですか。まず1点目ですね。賛成をするのかということですね、まず1点目。 2点目、現在の
糸満観光農園株式会社の負債の総額は御存じですか。金額ですね。そして固定財産についてもお聞かせ願いたいと思います。以上です。
◆6番(国吉武光君) 玉城安男議員の御質疑にお答えいたします。 私たちが今、懸念しているものは、この金額を提示しない中で本当に市民のために、この金額がそれでいいのかと。私たちは市民の代表であって、議会で行政をチェックする私たちの責務があるんです。この責務を皆さん方はなげうって、これをやろうというのかというのが私は逆にあります。その中で、皆さん方は金額の提示があった場合には賛成しますかということですが、もちろんこれはいずれ清算が出たときには、裁判所からそういった金額が出たときには、もう仕方なくそれは賛成するでしょう。これはどうしても私たちが清算しなければいけないことです。そのためには市民にもこの状況というのをまず説明しないといけないというのが私たちの立場です。その辺は御理解のほうをよろしくお願いします。 それから金額、これは負債額の総額ですか。その件については私は知りません。あとは当局のほうで確認してください。固定資産についても同様です。よろしくお願いします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時31分)(再開宣告午後1時33分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 先ほど私が話したのが「あなた方は」というふうなことを言われたそうですが、それに関しては修正したいと思います。ひとつよろしくお願いします。 まずね…、休憩お願いします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時34分)(再開宣告午後1時34分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 先ほど言った「あなた方」というのは取り消します。以上です。
△「あなた方は責任をなげうって」という言葉を取り消します。
◆11番(玉城安男君) そうですね、議場で何を言ってもいいというようなことじゃなくて、我々一緒に、21名の議会人はやっぱり相手を侮辱するような発言はしてほしくないと思います。そしてまた、今、先ほど比嘉譲議員からもありましたけれども、今の修正案はレストランの残存価格を算定する委託料まで削られています。万が一、特別清算人、裁判所のほうから提示された金額が妥当かどうかを判断するその委託料を削った、その理由をひとつ聞かせてください。まず1点目ですね。 そしてもう1つは、それが第三者に渡るというようなことも考えているのか。これがあったがために第三者の方にこの建物が買い取られるというようなことも考えているのかどうか。そして考えているのであれば、今、行政のほうからも提示されています新しい観光農園の事業展開において、ブルーブックス等の共同企業体が今観光農園を一から出直しさせようということで、今行政のほうも頑張っているところでございます。そういうところにも迷惑がかからないのかどうかも踏まえてお答え願いたいと思います。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時37分)(再開宣告午後1時38分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 玉城安男議員の質疑にお答えいたします。 まずこの残存額という金額ですね、それについては私は今現在、そういったプロでもありませんし、これはわかりません。 それから第三者に渡ることも考えているかということなんですが、まだ私たちがこの株式会社ですね、レストランの状況というのは、総会とか、そういった件での話もまず解決していない中で私たちが答える立場はないと思います。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時39分)(再開宣告午後1時40分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 質疑にお答えします。 今、私たちがとれる立場というのは、この株主総会の中にもまだ諮られていないし、私たち現在でそのままことを進めるのはどうかという、皆さん方は拙速過ぎるんじゃないかなと思っております。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時40分)(再開宣告午後1時41分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 先ほどから答弁していますが、私たちはこの株式会社の総会も開かれていない、役員の責任も問われない中で、この予算、これは補正予算なんですが、私たちが今主張しているものは、補正予算、まだ金額も定かでない中でやるべきではないと、拙速過ぎるということを言っているわけです。委託料も含めてそうです。以上です。 その後の取り組みということもありましたか。だからそれを言っているじゃないですか。株式会社の総会も開かれていない中で私たちがそれをやる必要はないということを言っているじゃないですか。以上です。
◆10番(喜納正治君) 私も2、3点質疑したいと思います。 修正動議を出した方は現市長が責任をとるべきだということを言っておりましたが、前政権、あるいは前の観光農園の代表に法律違反があれば別だという話を初めにやっておりました。その件に関してですが、前代表のときに明らかな法律違反があれば特別だけどと言っていたこのことはですね、レストランは国の補助金で建設されたものであります。これは公庫からの借り入れはきちんと手続を踏んで借り入れしておりますが、農協に対して根担保をしてお金を借りるということは違反ではないのかというのをまず1点目ですね。これはどう思いますかということ。 そして現政権が最大の責任をとったというのは、この観光農園を特別清算させる。それが本当の責任のとり方であって、それ以外にも責任のとり方があると思いますかどうかお聞きしたい。 そしてまず初めの発端は4,700万円の債権放棄を行った。それまでは観光農園は株式会社だから観光農園のことに対する質疑もできないということで、全部蹴られてきたわけですね。そしてこの4,700万円余りの債権放棄をしたことにより、今の内部が明らかになったということ、これは皆さんとしてはどう思うんですか、お聞きします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後1時45分)(再開宣告午後2時20分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 先ほどの国吉武光君の提案理由説明における発言について、その一部を取り消したいとの申し出がありますので、発言を許します。
◆6番(国吉武光君) 先ほどの修正案の提案理由の説明の中で・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という部分については、取り消しをお願いいたします。
○議長(
徳元敏之君) ただいま国吉武光君からの先ほどの発言について、その一部を取り消したいとの申し出がありました。取り消しの申し出を許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって国吉武光君からの発言の取り消しの申し出を許可することに決しました。なお、今回の取り消しに係る発言部分については、後刻議長において会議録を調整いたしたいと思いますので御了承ください。 休憩いたします。(休憩宣告午後2時22分)(再開宣告午後2時22分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆10番(喜納正治君) あの問題が取り消しになりましたので、ほかのほうから質疑したいと思います。 いわゆる観光農園内のレストランの鑑定委託料194万4,000円を削減するということは、この観光農園レストランの価格も知らないで、裁判所が仮に清算した場合にもどうやってまたやるのかお聞きしたいと思います。 そしてもう1つ、また裁判所から買い取り調整の提案があった場合に何に基づいて判断したらいいのかというのをお聞きしたいと思います。この価格をまず知ることが第一だと思うので、なぜそこまで削減するのかということですね。 そしてまた清算に入った場合にも時間がかかるんじゃないかというのをお聞きします。それは、これは修正動議を提案した方にお聞きします。どう思いますか。長い時間の中で本会議を開き、臨時会を開いて予算計上させて、またそれを皆さんで審議しながらやり直すということ、この時間、長い時間がかかるんですが、それはどう思いますかということ。3点お聞きします。
◆6番(国吉武光君) 喜納正治議員の質疑にお答えします。 まず、この査定の件についてですよね、1つは。2点目は買い取り調整があったときということですよね。それから3つ目は時間がかかるがどうかということですね、3つですよね。 まず、先ほど言ったように、この株式会社がまだ総会も開いていない中で私たちが答える必要はないと思います。 それと買い取り調整があったときということですね、それも同じように、この買い取り調整というのは、裁判所のほうから査定が来たときにということですよね。それに関しては、まだこれから仮定のものに関しては私は答えることはできません。 時間がかかるがということですが、それについても時間はかかると思いますが、やっぱり臨時会等もありますので、いろんな形でまた調整すれば十分開ける可能性がありますので、そのときにまた考えればいいと思います。以上です。
◆19番(新垣安彦君) それでは私のほうから質疑をさせていただきます。 予算・決算特別委員長でありますけれども、今回のこの補正案に関しては委員会に付託されておりませんので、私自身がも質疑することは許されておりますので、質疑をさせていただきます。 1点目に、提案者のほうから今回の修正動議に関して、どのような趣旨で提案されたのか。そして今回の買い取りについてはどういう趣旨で反対をしたのか。まずこの1点について御説明願います。 次に2点目に、先ほどありました買い取り価格は裁判所からということで、仮定のことについては答弁できないということですけれども、もう現実的にこれは発生することです。仮定ではなくなります。これについてはどういうふうに判断されるのか。もう現実的に取締役会で特別清算に入るということはもう決定しております。ということは裁判所にこの問題は上がります。これについて裁判所でまだ出されていないから答えられないということはあり得ない。ぜひ答えていただきたい。 次に価格設定についても全く同じです。裁判所が優先買い取りを私は出してくるかなと思っております。底地にある糸満市に優先的に上物の建物を買い取ってほしいというのは当然の行為だと思っております。これについてどういうふうに思っているのか。それに対しての価格を算定することはこれは当然のことだと思っております。今回この査定を削減したことについての提案者の説明はなっていないと思っておりますので、これについて具体的に御答弁をお願いしたいと思います。それについてまず1回目の質疑をさせていただきます。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時28分)(再開宣告午後2時37分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 新垣安彦議員の御質疑にお答えいたします。
糸満観光農園株式会社の総会も開かれていない現状で仮定の問題には答えることはできません。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時38分)(再開宣告午後2時38分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 答弁漏れがあったようで、また答えます。済みませんでした。 まずこの議案第47号に対する予算の組み替えの提案理由なんですが、私たちこの税金を何も金額も確定されていない中で、予算を組んで、これに対応することはできないと思います。どうしても、もしこの事業が必要であれば臨時会等もありますので、その期間での対応が可能と思います。以上です。
◆19番(新垣安彦君) それでは再質疑をさせていただきます。 先ほど提案者は、税金を使ってこの地域食材供給施設、レストランの買い取りは時期尚早だと。そして先ほど比嘉譲議員の質疑の中だったと思います。裁判所から買い取り価格が提案されたときには買い取りますと。これはそうしますと、同じように税金を投入して買い取るということになりますけれども、その整合性はとれますか。これについてまずお答えください。 そしてこれについて、先ほど…。ちょっと休憩お願いします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時40分)(再開宣告午後2時40分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆19番(新垣安彦君) 1点目の私の質疑に総会が開かれていないからということで答弁を控えると、いわば拒否されたというふうに認識するんですが、改めてもう1度伺います。もう既に会社の取締役会で特別清算を行うことが決められ、そして6月27日に株主総会で提案される。決議されると思いますが、これがなされる中で今、委託料の削減まですることが必要だったのか。またそのことについて再度御答弁をお願いします。 それとあわせて、当局のほうに、再度、この予算の提案の趣旨、そして
地方自治法第210条における総計予算主義に基づき今回補正予算を組んだということの必要性について、あわせて御答弁いただきます。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時42分)(再開宣告午後2時43分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 新垣安彦議員の御質疑にお答えします。 税金を使った買い取りというような御質疑でした。整合性ということですか。私が言っているのは、まずこの買い取りという原則としては、まず株式会社の責任所在をはっきりしてからと。その中で私たちが、市民から納められている税金がありますよね。この税金というものも大事な、大事なものですから、どうしてもこの中で、今、まだ仮定の中での話になるものですから、その辺については私の段階では、今の段階ではお答えすることはできません。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時44分)(再開宣告午後2時45分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 先ほど私が答弁しました、比嘉譲議員の質疑の弁と新垣安彦議員の質疑に整合性がないんじゃないかということですが…。税金の使い方ということですか。それに関しては、やっぱりすぐ使うわけにはいきません。やっぱり議会での皆さん方の議員の意見も聞きながら、その中で進めていけばいいと思います。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時45分)(再開宣告午後2時46分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 新垣安彦議員の質疑にお答えします。 この税金を使ったということは、私たちがこの議会の中でお互いに議論し合って、その中でまたその状況というのを皆さん方と一緒に諮って、議論してことを進めればいいかと思います。以上です。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時47分)(再開宣告午後2時49分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◎副市長(杉浦友平君) 新垣安彦議員の質疑にお答えいたします。 まず
地方自治法の第210条、総計予算主義の原則というものにつきましては、今年度これから必要とされる全ての経費をそれが明らかになった時期に計上すべきであると、これ以降のですね、時期でございまして、まだ早いとか、そういうようなものは自治法上は当然同じ年度内であれば想定していなくて、例えば当初予算におきまして9月以降にしか執行しないから9月補正で計上すればいいというものではないと思っております。6月の今回の補正におきましても、当然見込まれる経費につきましては、現時点で予算計上すべきものと考えております。それが総計予算主義の原則というものと思っております。 2番目に、レストランを買い取る趣旨ということでございますが、当初におきましては、観光農園株式会社のほうから経営状況の収支、資金繰りが厳しいということでレストランの買い取り要望がございました。それを受けて提案したところでございます。ただ、その途中におきまして、市が実施しました有効活用提案事業において、第1優先候補者として葡萄酒製造会社を含む事業体が組まれまして、ワイン製造について観光農園株式会社の存在意義が薄れたということも含めて、観光農園株式会社におきまして取締役会で解散決議及び清算人の選任ということが株主総会で提案するということが決まったわけでございます。したがいまして、市としても議員の皆さんには御迷惑をおかけしましたけれども、当初のいわゆる買い取って再生を図るという話から、清算後に裁判所から買い取り要望があれば買い取っていきたいという説明に、申しわけありませんが変わったわけでございます。したがいまして、現段階におきましても、何度も説明申し上げておりますが、1億強という金額で提案をさせていただきましたが、当然、特別清算が行われる中で裁判所からの買い取りの提示された金額。かつ一方におきまして、市のほうで鑑定評価を入れて、そのいずれか小さい額ということになると思いますが、実際買っていくことになると思います。ただ、残念なことに今回、鑑定評価の委託料そのものも削られているという提案がなされておりますので、決まってからということですと、裁判所から買い取り要望がないとだめということですので、それがあって初めて臨時会を開いて、そこで委託料を提案する。そして議決を経て執行して、また評価を得て、臨時会を開いて、その結果で金額をという、短く見積もっても1、2カ月かかると。それぐらいの時間が要するのかなということで清算に向けて、迷惑かけるようなことにならないかというところは危惧しているところでございます。以上でございます。
◆3番(上原正次君) 私のほうから1点だけ、提案者に質疑をします。 私たち議会において、当局から特別清算の話があり、今回計上されましたレストラン施設の買い取りなんですが、今回、レストラン施設がもし第三者に渡った場合、ふぐあいがあるとの説明がありました。提案者に聞きたいのは、今回、先ほど副市長からも話がありましたが、観光農園株式会社は特別清算に入ります。観光農園施設自体は残るんですね。今回、糸満市が公募をかけた民間を活用しての観光農園活性化のための再建計画に関して、提案者はどのような考えをお持ちか。その1点だけでよろしいですので、答弁お願いします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後2時54分)(再開宣告午後2時54分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆6番(国吉武光君) 上原正次議員の御質疑にお答えします。 今、まだ株主総会も開かれていない中で私たちがどうこう答える立場にはないと思います。以上です。
○議長(
徳元敏之君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております修正案に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よってただいま議題となっております修正案に対する質疑を終了いたします。 休憩いたします。(休憩宣告午後2時55分)(再開宣告午後3時11分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。
委員長報告及び修正案に対する討論を許します。
◆3番(上原正次君) 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)、原案に賛成の立場で討論を行います。
△今回、
一般会計補正予算に計上されました6款1項7目観光農園費、補正額1億231万3,000円の内訳は、13節委託料、
糸満観光農園所有建物調査選定業務委託料194万4,000円、17節公有財産購入費、
糸満観光農園所有地地域食材供給施設、レストランですね、購入費1億36万9,000円の補正額であります。3月定例会において、
糸満観光農園株式会社の電気料の滞納額4,780万円を債権放棄し、債務超過に陥ることがないように議会において議決をし、再建に向け進むものと期待するものでありました。債権放棄をしたことにより、観光農園株式会社の経営状況の悪化の原因究明を徹底的に検証するためとしてプロジェクトチームを立ち上げ、現在も調査が継続しているとのことであり、これまでの議会への検証報告において、当局の説明には資金が枯渇した状況にあり、再建に向け取り組むとして電気料金の債権放棄の議決を行った3月定例会後の検証とあり、その結果において、6月11日の観光農園株式会社取締役会において特別清算をするものと決め、議会への報告があり、来る6月27日の株主総会において特別清算をする旨、提案するとしております。 また当局において、観光農園施設の再建のため、新たな再建策として民間企業を公募し、13社の企業が多種多様な事業計画案が出された中、その中からブルーブックス等の共同事業体とパームロイヤル、共同での事業展開をするとのことであり、そこでちょっと会社の概要説明を行いたいと思っております。今回、ブルーブックス共同体ですね、まるき葡萄酒株式会社、社会福祉法人友興会共同事業体をブルーブックスといいます。そして株式会社パームロイヤル、2社の概要を説明します。ブルーブックス提案の概要です。ワイナリーを中心とした南国農園リゾート事業の柱を観光農園とフルーツワイナリーの2本とし、独自性、ストーリー性を重視することにより訴求力を高め、ここでしか味わえないオンリーワンの農園を構築するとともに、観光拠点としてLHRシステムを活用した健保組合など、医療活用ツアー等の健康観光も促進し、さらなる付加価値向上のため、施設全体の管理を行う。また農業という事業体のCSR、社会的責任として、社会福祉事業、情緒障害児短期治療施設の展開を推進するとあります。パームロイヤルの提案の概要について説明いたします。常設のスタジアム「The馬Park」、これは韓国済州島において、現在、いろんな演出をした歴史ドラマを再現するスペクタクルなイベントを披露する施設のことであります。また、沖縄のンマハラセーなども検討するとのことであります。今回13社の応募がありました。大変すばらしい事業計画、いろんな提案が上がっております。ちょっと説明いたします。13社の中でバニラの生産活用とかジェラート販売、微細藻の生産、植物工場設置、農産物パウダー化利用大変すばらしいいろんな提案がされておりますが、先ほど説明をいたしました共同事業体の展開をすることに今回決定しております。生産農家の保護のため、そしてまた地域活性化、観光客集客に向け、新しい一歩になることと私自身は大変期待するものであります。 そのためにも今回、予算計上された観光農園株式会社所有レストラン施設を買い取るための1億231万3,000円の計上であり、レストラン施設購入予算が削減された場合の影響として、予算は一会計年度における一切の収支出を計上すべきという
地方自治法第210条、総計予算主義の原則に基づき今年度にこれから必要とされる全ての経費をそれが明らかになった時期に計上すべきものであり、議会においてまず株主総会を開き、株主責任の説明が先との意見もありますが、会社を解散し、特別清算を行いたいという方向性は明らかになっており、この予算が成立しても特別清算に移行後、裁判所や清算人の提示額でしか買わないと当局は説明しております。その説明を受けてもこの予算が削減された場合、市はレストラン施設を買う必要がないと議会が判断したと考える市民が多いと思われないか、私自身も懸念をします。レストラン施設において、第三者が買った場合、市の所有する観光農園用地内に第三者の建物があることは、これから民間企業の共同体で今回計画されている再建事業にも多大な影響があるものと懸念をします。 議員各位の賛同と市民の皆様の御理解をお願いいたしまして、議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)原案に賛成し、修正案に反対とし、私の討論といたします。
◆17番(金城悟君) 市民の皆さん、傍聴席の皆さんこんにちは。これより議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)に反対し、修正案に賛成する討論をいたします。 市当局は、平成26年3月定例会において、4,780万円余の債権放棄を提案したとき、
糸満観光農園株式会社の経営健全化への取り組みを支援するためと全議員に説明していました。今回の補正予算における同観光農園の資産、レストラン施設の購入についても同観光農園の経営を救済するためと説明しています。ところが
経済建設委員会での審議終了後、突発的に6月11日に
糸満観光農園株式会社の臨時取締役会を開き、27日の
糸満観光農園株式会社定時株主総会で、
糸満観光農園株式会社の解散と清算人の選定決議をすると決定したと、会見して発表している。これは市民を始め、ほかの株主やアセロラ等生産農家、関係者及び議会に対する十分な説明を行っておらず、市長はその説明責任を放棄していると言わざるを得ない。市長は、平成21年6月、社長就任後において、第三セクター等点検評価委員会の点検評価報告等を受けて今日まで
糸満観光農園株式会社の健全に向けて取り組んできたというが、しかし、平成25年度の第三セクター等点検評価委員会からの報告によると、平成24年度に指摘した事項、事業推進体制の構築、事業計画の策定などについては、実質的に何一つ有効な手だてが講じられてきていない。また具体的な取り組みの1つとして示されたプロジェクトチームの活動についても、何の実効性も発揮されておらず、その取り組みが全くなされていないのに等しい状態にある。プロジェクトチームは
糸満観光農園株式会社の専務のマンパワーの限界を補完するために必要だと第三セクター等点検評価委員会がこれまで指摘し、その設置を強く求めたものであったが、残念ながら空虚でそもそも成立していないとさえ言える状況である。さらに事業の抜本的再構築に向けた事業計画はいまだできていないなど、全く改善が見られない状況であると強く指摘されている。現経営陣における経営責任については、観光農園の経営が窮境に陥った責任は言うまでもなく、資本と経営の分離のもと経営を任されている現経営陣にある。同観光農園の設置計画からして、現状の窮境を招いた責任が現経営陣だけにあるとは言えないという異論もあるかもしれないが、その経営責任を旧経営陣に求めるのは筋違いである。現経営陣は、相応のリスク、判断を得た上で経営を引き受けるべきものであり、経営を引き受けた以上は過去の経緯も含め、あくまでも現経営陣が一義的に責任を負うものであることを厳に認識すべきである。現経営陣はあくまで経営を預かった時点の状況からスタートすべきことを、善管注意義務を尽くして完遂してきたかという点について厳しく問われなければならない。しかし残念ながら、結果として、放漫経営であった事実を拭う余地はないと思われる。現社長は経営に関して、現場の専務に任せきりであり、そうした構図が1つの原因である。このような現状に立った大きな原因は勇気の欠如、問題先送り意識である。同委員会が過去繰り返し指摘してきた事項を真摯に受けとめず、対処療法で何とか事を穏便にやり過ごそうという意識が前面に立った結果であるとも言える。これは経営陣に
抜本的解決に向き合う勇気がなかったことが事態を長引かせ、事態を重篤化させたと思われると強く指摘されている。 このように同委員会からも観光農園の経営責任を強く指摘された現社長である市長及び・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・調査をしているようであるが、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内容をもって、旧経営陣がレストラン施設の建設資金として沖縄振興開発金融公庫からの借入金3,400万円について、平成17年6月13日、会社みずからの念書をもって借入金3,312万8,000円に変更する手続を行っているにもかかわらず、その平成16年の一連の書類がない、今調査ができないなど、十分に調査することなく、同公庫からの3,300万円しか入金がない。残りの差額分、100万円の入金が確認できていない、その金がどこに消えたのかわからないなどと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・市当局は、今回の一般質問である議員の質問に対し、今後においてもプロジェクトチームで調査をして市民へ明らかにしたいと答弁しているように、今度の予算措置はその内容が明らかになった後でも遅くはないものと考えており、これが修正動議に賛成する理由であります。議員の皆さん、御賛同よろしくお願いいたしまして討論を終わります。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後3時29分)(再開宣告午後4時12分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 先ほどの金城悟君の討論における発言について、その一部を取り消したいとの申し出がありますので発言を許します。
◆17番(金城悟君) 先ほど私の討論における不適当な部分について、後刻議長において会議録を調整の上、善処していただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時12分)(再開宣告午後4時18分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆17番(金城悟君) 先ほど私の討論における不適当な部分について読み上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というところについて、会議録を調整の上、取り消ししていただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後4時20分)(再開宣告午後4時23分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆17番(金城悟君) 先ほどの討論で、「副市長」を・・・・・と言った部分を取り消しの追加をお願いいたします。
○議長(
徳元敏之君) ただいま金城悟君から先ほどの発言について、その一部を取り消したいとの申し出がありました。取り消しの申し出を許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって金城悟君からの発言の取り消しの申し出を許可することに決しました。なお、今回の取り消しに係る発言部分については、後刻議長において会議録を調整いたしたいと思いますので御了承ください。
◆20番(砂川金次郎君) 皆さんこんにちは。お疲れさまです。これまで見ていて、ともかく責任の転嫁し合いではなくて、これからの
糸満観光農園をどうするかとの一点を見つめて、議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)について、賛成討論を行います。 本6月定例会に提案されている糸満市
一般会計補正予算には、観光農園内のレストランの買収費用として1億231万円の補正予算が計上されています。去る3月定例会において、2007年から肩代わりしていた
糸満観光農園株式会社の未払い電気料金4,780万円の債権放棄をすることでかろうじて債務超過の今期決算を免れたものの、慢性的な経営不振状態が続く中、同社は既に運転資金が枯渇しました。こうした状況の中、同社は去る6月11日午前10時に開催された
糸満観光農園株式会社の臨時取締役会において、6月27日に開催予定の株主総会に会社の解散決議、清算人選定決議を提案することが決定されておりますが、決定の約1週間前には補助事業も含め、投資総額約33億7,000万円の資金を投入した観光農園の施設を有効活用するため、選考委員会を設置し、企業からの企画提案を公募していた選定作業が終了、第1優先候補者として株式会社ブルーブックス、まるき葡萄酒株式会社、社会福祉法人友興会共同企業体と、第2優先候補者として株式会社パームロイヤルとの決定を見ています。これらの応募者のプレゼンテーションは、これからの観光農園にとって大きな期待と展望が開けるものでした。例えば共同企業体を構成する山梨ワインの老舗、まるき葡萄酒株式会社は既存のワイン館を利用して、農産物の生産から販売までを手がける6次産業化を早期に開始するとしています。同社は創業1891年の老舗ワイン製造業者、現在、
糸満観光農園が実施するアセロラ等のワイン製造は引き継ぐ方針でぶどう園のワインの製造にも意欲を見せているといいます。商品は、関東や関西などにも卸すため、
糸満観光農園が課題としていた販路安定に大きな期待がかかっています。同社の担当者は、周辺農家と協力して早期に事業を開始したいとしています。また、施設管理を行う予定のブルーブックスは、旅行先などで自身の健康診断記録を閲覧できるシステムを活用した観光拠点として、医療活用ツアー等の健康観光も促進し、さらなる付加価値向上のための施設管理を行う。友興会は、福祉施設の整備を構想、情緒障害児短期治療施設の展開を推進。一方、パームロイヤルが誘致を目指すテーマパークでは、モンゴル帝国の騎馬隊に扮した歴史公園が楽しめるほか、沖縄の伝統競馬ンマハラセーの実演などを計画。今後、同テーマパークを運営する韓国企業と合同で運営企業を立ち上げる方針。同社社長は、韓国のテーマパークはとても魅力的だ。沖縄にも馬の歴史はあるので、ぜひ進めたいと。 糸満市にとってこのような明るい希望がさんさんと降り注ぐようなプレゼンテーションも、レストラン買い取りの費用が盛り込まれている今回の補正予算が成立しなければスムーズに進みません。会社を解散し、特別清算を行うという方向性が明確になった以上、予算が成立しても、特別清算に移行後、裁判所や清算人の指示額でしか買えません。裁判所の買い取り要望があったときに、買い取りの情勢が整っていることは非常に大事なことだと思います。市民に夢と希望を与えるのは、私たち議員の使命です。補正予算の否決はそれに逆行するものではないでしょうか。議会の良識に強く訴え賛成討論といたします。
◆8番(浦崎暁君) 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)、修正案に賛成する立場から討論を行います。 皆さん、同補正予算の修正案の内容は、市当局から提案されております歳出、6款農林水産業費、1項農業費、7目観光農園費である1億231万3,000円を減額し、それを財政調整基金に戻す内容となっています。この1億200万円余りの使途目的は、観光農園施設内にある地域食材供給施設のレストランを市が買い取ろうとするものであります。つまりこの修正案は、このレストランの買い取りを中止させるもので、新たな血税、そして税金投入を断じて許さないものであります。今、第三セクターの
糸満観光農園株式会社をめぐっては特別清算手続の動きが極めて濃厚となり、会社解散の方向であります。これまで同観光農園の経営状態については、苦しい中でも低空飛行を続けていることが言われてまいりましたが、平成25年度第三セクター等点検評価委員会の点検評価報告書では、経営危機に陥った同会社の実態が明らかになっています。衝撃的とも言えるこの報告書の内容を、その一部を紹介したいと思います。現状、課題については資産評価を合理的に見直した場合、既に実質的に債務超過であり、早急な対策が必要。実質的に債務超過に転落しているものと判断せざるを得ないと指摘し、経営は窮境状態と指摘しています。またコーポレートガバナンスの欠如、現経営陣の経営責任、市側の株主責任、そして説明責任を浮き彫りにしているのであります。さらに、原因については勇気の欠如、問題先送り意識ということを厳しく挙げています。現状に至ったのは、当委員会が過去繰り返してきた指摘事項を同セクターは真摯に受けとめずに、対処療法で何とか事を穏便にやり過ごそうという意識が前面に立った結果だと言える。これは現経営陣に
抜本的解決に向き合う勇気がなかったことが事態を長引かせ、事態を重篤化したと思われるということを示しているのであります。そして業績不振が継続した場合には現経営陣に勇気の欠如や問題先送り意識があったと言われても仕方がない、そうしたとるべき行動を行うべき時期・機会に行わず、機会損失を繰り返してきた以上、今の経営体制ではどんなによい話が持ち込まれても、これまでと同様機会損失を繰り返し、チャンスを生かすことはできないであろうと厳しく指摘しているのであります。今まさに、この報告書が指摘するとおりの事態に陥っているのではないでしょうか。去る3月議会では、市が立てかえてきました観光農園の電気料金4,780万円の債権を放棄することが大きな問題となりました。債権放棄の市提案に対し、議会の賛成多数で債権放棄策が決まりましたが、
日本共産党は市民に大きな不利益を与えるこの債権放棄に対しては強く反対しました。この債権放棄に対して対処療法的なものであり、まさに問題を棚上げし、先延ばしにするものということを改めて思うのであります。 さて、さきの評価委員会の報告書の中にも実質債務超過を解消するために、市側による電気料金、その他の債権放棄を議論する向きも想定されるが、それはびほう策にすぎない。根本的な解決には全く役に立たない思考法であると述べていますが、私はそのとおりだと思うのであります。そして債権放棄策から3カ月余り、観光農園株式会社は多額の債務を抱え、解散に追い込まれようとしているのであります。 ところで観光農園解散の大きな原因としては、全国的にも問題となっている第三セクター経営の構造的な問題、そして市民や議会に対する情報公開のあり方や責任の所在などの問題が改めて、この間浮き彫りになっています。市としても、この問題点の原因を調査しようということでプロジェクトチームを立ち上げています。私はこのことについて大きな評価をしたいと思います。しかし、この間、一般質問において、一定期間、特定の関係資料が見つからない、突如発見されることや、レストランをめぐる債権債務関係の問題点が指摘されるなど、不自然で不透明極まりないことが今顕在化し、表面化しているのであります。言うまでもなく、徹底した原因究明と責任の所在の明確化、再発防止策の構築が求められていますが、同時に再建策についての全市民的な議論の喚起が必要ではないでしょうか。さらに今度の問題は、市当局だけの問題にとどまらずに、市と議会の関係がこれまでどうだったのか。そういうことも問われるのではないでしょうか。今こそ行政と議会が市民の信頼を勝ち取るためには、この問題に真正面から向き合い、そして矮小化せずに、さらに先延ばしせずに勇気を持って、全てのうみを出し切り問題解決のために全力を挙げることが求められているのであります。今回の市によるレストランの買い取りは、市民の血税、税金投入を繰り返すものであり、負のスパイラルに陥るものではないでしょうか。また具体的な再建策も決まっていない中での税金投入は容認できるものではありません。 そして最後に、この観光農園の問題というものは本当に長期にわたって蓄積してきたものであります。この問題点は多岐にわたり、かつ非常に根深いものがあると私は思います。だからこそ、繰り返すようですが、議会と行政が力を合わせて徹底的にこの原因究明に力を尽くしていくこと。これが今、本当に求められている。そしてこれまでの議論の中でも、あたかもこの市当局から提案されております原案が可決されなければ、再建策に大きな支障が出てくる。そういうことが言われていますが、皆さん、確かに今後、裁判所等の動きが強まってきて、この建物の処分についてもさまざまな提案がなされると思います。当然、市当局も、議会も、この建物の処分については注視していかなければなりません。そして皆さん、議会の議論のプロセス、このことが今、本当に問われているのであります。 そもそも議会というものは議論の場なんです。市民の代表として、私たちはこの議会に送り出されてまいりました。1億200万円という本当に莫大な税金投入、これについてさまざまな意見があって考え方もあると思います。だからこそこの議会で議論を尽くして、税金の使い方、これを議論していく。このことが私は、議会としての役割だと思うんです。だからこそこのプロセスを本当に大事にして、そして民主制を実現していく。そのことも私はこの観光農園の問題に大きくはらんでいると思います。本当にこの問題というのは大変な問題であります。私たち議会の問題も問われてきます。これまでどうだったのか。そして会社の経営はどういうふうなことが行われてきたのか。市民の立場に立って、市民の目線で徹底的に解明していく。そして本当によりよい再建策を全市民的な喚起のもとで、世論のもとで考えていく。このことが今、求められていると私は思うのであります。 そのことを訴えて私の討論を終わりたいと思います。議員各位の御賛同を心よりお願い申し上げまして、私の討論を終わります。
◆2番(比嘉譲君) 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)の修正案に反対をし、原案に賛成する立場から討論を行います。 市の予算は、一会計年度における全ての収入、支出を計上すべきという、
地方自治法第210条、総計予算主義の原則に基づき行われるべきものであると考えます。本年度必要とされる全ての経費をそれが明らかになった時期に計上すべきものであります。 よって本定例会において、
糸満観光農園株式会社の所有するレストラン買い取りの補正予算要求は、この総計予算主義の原則に基づくものであり、何ら問題がないものであります。執行部からはこの予算が成立しても特別清算に移行後、裁判所や清算人の示した額が適正であるかどうかを判断してからじゃないと買い取らないとの説明が繰り返しなされております。
糸満観光農園株式会社は今後、株主総会での決議があれば、清算の手続に移行することになりますが、
糸満観光農園株式会社はなくなっても
糸満観光農園は生き続けるのであります。この演壇で、上原正次議員、砂川金次郎議員の討論にもありましたとおり、新たな民間活力を導入することにより、
糸満観光農園が生まれ変わり、農業観光の振興、地域の活性化、私たち5万9,000糸満市のさらなる発展に寄与する第一歩となるよう、覚悟をもって私たち糸満市が取り組んでいかなければならない事業であります。そのためにもレストランの買い取りは必要なものと考えます。 以上、申し上げまして、修正案に反対し、執行部提案の原案に賛成するものであります。市民の皆さんの御理解と議員各位の御賛同を心よりお願いいたしまして私の討論といたします。
◆9番(大田守君) 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)に反対し、修正案に賛成する討論をいたしたいと思っております。 私たちは修正案を出しておりますが、もし新しい事業が決定すれば、それを全て否定するわけではありません。未来に向かって議論をすることは私たち議会を始め、そして執行部も同じで、それを市民も望んでいると思っております。だがしかし、今回は余りにも問題が平成16年度にたくさんあるというようなことが説明会の中、そして本議会の一般質問の中でなされた以上、しっかりとした責任論を始め、糸満市の農園施設が市民の幸福を追求するために使用できるよう議論をしなければなりません。 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算案は、3億4,216万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ225億8,302万8,000円とする案です。補正額のうち、1億231万3,000円が
糸満観光農園株式会社の地域食材供給施設(レストラン)購入費、建物調査算定業務委託料であります。この
糸満観光農園株式会社は、糸満市が6,000万円、JA、その他の24者の株主が6,000万円、これを出資し、合計1億2,000万円の資本金で糸満市の農業と観光をコラボレーションさせながら、糸満市の新しい農業、観光産業をつくり出すため、平成17年4月にグランドオープンした会社です。オープン当初より会社の運営は厳しいものがありながら、平成17年度、18年度は主力のワイン販売などを中心に単年度黒字を計上した年もありますが、この数年間は赤字経営で存続が厳しい状況になっていました。それらを打開するために、平成26年3月定例会で糸満市が持っている4,780万円余の債権を放棄する議決をしております。その議決をするまで、多くの議員の意見として、市民の財産を簡単に手放すことはそれ相当の市民に対する説明責任が執行部だけではなく、私たち議会にもあります。それを申し上げております。そこで3月定例会で執行部、農園の社長は大株主である糸満市の上原裕常市長であります。執行部は
糸満観光農園株式会社再建のため最大の努力をすること。具体的再建案を新年度には提出するとの説明があり、また債権放棄をしなければ債務超過となり、ワイン製造の認可が危うくなる。そうなれば再建が厳しくなる。そしてアセロラ等、生産農家のためにも再建が必要との思いで3月開催の議会において苦渋の決断を本議場でいたしております。年度が明け、6月2日の平成26年6月定例会、議案説明において、
糸満観光農園株式会社の所有する地元食材供給施設、これを1億231万3,000円で買い取り、
糸満観光農園株式会社の再建費に充てるとの説明があり、各議員から買い取りを決断した経緯、3月に約束した再建に向けての具体案、観光農園有効活用企画提案事業者の募集等に関する多くの質問がなされましたが、納得いくような回答が得られないまま説明会を終了しております。本当に再建策が提出されるのか、農園の再建のためには債権放棄のように苦渋の判断をするべきか、これは熟議が必要だと考えているさなか、6月11日、再度の緊急説明会がなされました。 その日の午前中に
糸満観光農園株式会社の緊急取締役会が開かれ、
糸満観光農園株式会社を特別清算すると決定し、6月27日の
糸満観光農園株式会社の定時株主総会で解散の決定及び清算人の人選をするとの報告があり、補正予算は再建ではなくても、この清算の選択でもこれから施設運営をするかもしれない事業所のためにも補正予算1億231万3,000円を特別清算する
糸満観光農園株式会社の資産、地域食材供給施設レストランを購入する予算として補正予算をそのまま提案するとの説明が行われております。これには驚愕を感じざるを得ませんでした。再建ではなく、清算のために巨額の税金の投入を求める。6月2日の説明会同様、納得のいく回答が得られませんでした。 またその中で
糸満観光農園株式会社の平成12年から平成20年度までの重要書類が、この中で平成16年度の分だけ紛失している。預金通帳も見当たらない。その平成16年度の経営に疑惑がある。平成16年度時点で事業を断念していれば観光農園の現在のさんざんたる現状はなかったのではないかというようなことで、全ての責任は平成16年度の社長に求めるような説明がされております。また本定例会の一般質問の中でも新垣安彦議員の質問と市長の答弁では、平成16年、
糸満観光農園株式会社所有の地域食材供給施設に沖縄開発金融公庫が抵当権を額面3,400万円で設定しているが、沖縄振興開発金融公庫から振り込まれたのは3,300万円で、差額100万円に対し、あたかも重大な疑惑があるようなやり取りがこの議場で行われております。また比嘉譲議員の質問でも、国の補助金の処理方法の1つである圧縮記帳をしなかったことで経営実態がわからなくなったのではないかと。個人と法人との金銭消費貸借契約が自己契約及び双方代理の規定をしている民法第108条に抵触するかのような表現など、法令にも抵触せず何の問題もない事例を私は持ち出しているのではないかと思っております。その中で、勘定科目の中にあります短期借入金は役員からの借入もできる。無利息、低金利の借入金や計上していない借入金は、贈与や経済的利益の供与とみなされる場合もあります。そのようにうたわれております。これを見ても全く問題がないと私は信じております。圧縮記帳をするしないは会社によって自由に設定できます。金銭消費貸借契約は個人と法人との別人格での契約となるので、2つとも全く法に触れる行為ではないと思っております。だがしかし、法に抵触されるという誤解されるような質問、答弁がなされております。大変残念なことであります。これらは
糸満観光農園株式会社が3月定例会において債権放棄、今回の特別清算になったことや、1億231万3,000円の補正をせざるを得なくなった責任を利益、不利益ともに時々の経営陣が負うべきものを負の部分だけ、平成16年度の経営陣に押しつけているように私は感じられます。
糸満観光農園株式会社社長上原裕常市長は、平成21年社長就任からやがて6年目に入ります。歴代社長の中で一番長く、それとともに杉浦副市長は平成9年から平成10年まで、2カ年間、県庁より糸満市役所に出向し財政課長として糸満市観光農園事業に深くかかわり、同事業の折衝や財政的裏づけを行い、この糸満市観光農園事業の成立に深くかかわっています。その後、平成21年に糸満市副市長就任以来、市長の片腕として市行政全般の運営にかかわっております。しかし、残念なことに、6月2日の説明会において、平成25年12月の段階まで
糸満観光農園株式会社の窮状を知らなかったと発言しております。これは大変残念なことであります。それとともに、厳しい経営状況の中でも
糸満観光農園株式会社の主力商品であるワイン販売が平成16年度3万6,515本、平成17年度4万4,535本から、上原裕常市長の社長就任の平成21年度1万590本、平成24年度は3,942本と、10分の1となっております。この現状を見ただけでも現執行部は本気で
糸満観光農園株式会社を立て直す手だてをしてきたのか甚だ疑問に感じます。
糸満観光農園株式会社の再建を模索するため策定された平成25年度第三セクター等点検評価委員会点検評価報告書の中でも現経営陣は、あくまで経営を預かった時点の状況からスタートして、すべきことを善管注意義務を尽くして完遂してきたのかという点について厳しく問わなければなりません。しかし、残念ながら放漫経営であった事実を拭う余地はないと思われる。原因は、勇気の欠如、問題の先送り、コーポレートガバナンス、企業統治が全くなされていないとしております。このような姿勢が今回の二転三転する
糸満観光農園株式会社の再建と清算、今回の補正予算に対する説明にあらわれているのではないかと私は思っております。これは資金繰りにも大きく影響を与えております。社長みずからが資金繰りをせず、現場に任せきりにし、
糸満観光農園株式会社にかかわる中で資金調達のために連帯保証人になり、現在は一市民となっている方々の連帯保証名義の切りかえには再度の要請にも耳を貸さず、繰延償還契約時においても社長自身は何もせず、これは我関せずの状態だと思われても仕方がないのではないかと感じております。保証人となった方々の心労は大変なものです。保証人というのはなかなか人はできません。それをやらざるを得ない状況でなってしまった。その人たちの今現在の観光農園が解散する、この現在の心労を考えると私は怒りが本当に出てくるような、そんな気がしております。このような状態を長い間、継続してきたことが4,780万円余の債権放棄、1億231万3,000円の補正、そして今回の特別清算につながってきていると思っております。上原裕常市長、今回の補正は株主総会の解散決定、清算人の選定等を経て、財産処分、価格の決定、その後、臨時議会を開き、再度補正予算を提示されたらいかがでしょうか。それまでにはアセロラ等生産農家や関係者との話し合いもできます。また議会独自の調査も開始される予定です。市民の大事な税金を預かる以上、今回の補正については再考をお願いいたします。 以上、議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)原案に反対し、修正案に賛成の立場で討論を終了いたします。議員の皆様方の賛同をよろしくお願い申し上げます。
◆7番(菊地君子君) 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)、原案に反対し、修正案に賛成の立場で討論を行います。 第三セクターの現在の状況について、総務省の第三セクター等の状況に関する調査、調査時点は2011年3月において、地方自治体の出資比率が25%以上の法人について見ると、7,317法人、そのうち会社法法人が3,594法人で、全体の42%を占めています。一方、その経営実態を見ると、調査対象の7,187法人のうち、第三セクターの赤字法人が2,346法人、39%を占めています。そのうち債務超過になっているのは297法人で、その内容は社団法人が82、会社法人が215、また地方三公社が72となっています。これは株式会社を中心とする会社法人の第三セクターには財務面での問題点が多いことをあらわしているといいます。日本経済新聞の調査が参考になりますが、2006年3月期末で累積欠損金100億円を超す第三セクターの一覧を見ると、その数は21社、総額は7,139億円に及んでいることも明らかになっています。 第三セクターの破綻に際して、住民側の対応として重要なことは、1つ、経営破綻の実態、実情と経過についての全貌の公開を求めること。2つ目、それに基づき、経営の責任、出資自治体、民間企業、それぞれの責任を明らかにすること。3つ目、後始末のための不当な法的支出をしないよう要求すること。4つ目、自治体に過大な負担を負わせての安易な事業の存続を許さず、早急な事業中止、経営廃止を行わせること。これら4つのことが住民にとって重要なことであります。今、多くの糸満市民の関心事がこの観光農園の問題です。先ほど述べました1から4までの項目の視点で見たときに、到底市民の理解を得られないことは明らかであります。現行法のもとにおいても、自治体が資本金、基本金その他これに準ずるものの2分の1以上出資している民法第34条の法人、株式会社に自治体の首長は第三セクターの経営を調査することができ、調査の結果に応じて、第三セクターに対し、必要な措置を講ずべきことを求めることができます。首長がこうした措置をとってきたかどうか。このことも重要であります。いずれにせよ、今回の補正予算も含めて第三セクターの観光農園事業について、100条委員会を立ち上げることになっており、これから全貌が明らかになっていくものと思います。株主総会も開かれておらず、市民や議会が納得できる具体的な再建計画も明らかではありません。 よって、現段階で市民の血税を投入することには、市民の理解も得られないものと考えます。市民にも納得のいく結論を引き出すためにも拙速に結論を出すべきではないと考えます。各議員の皆さん、長年抱えてきた観光農園の経営問題について、今こそ正面から取り組み、市民の声も反映をさせていくべきだと思います。今度こそ立ちどまって十分なる調査、議論を深めることだと思います。そのためにも市民の皆さん、そしてさらに議会の皆さん、ともに力を合わせていこうではありませんか。どうぞ、議員各位の賛同をお願いいたしまして討論とさせていただきます。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時08分)(再開宣告午後5時20分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆13番(新垣新君) 議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)に対する修正動議に賛成の立場から討論を行います。 1億231万3,000円の修正動議の発議者に賛同する立場で討論を行います。3月の債権放棄、4,780万円、私たち6名の議員が当局とも何度も何度も話し合いから申し上げたとおりですが、焦り過ぎ、しっかり手順を踏んでほしい。この税金の重み、市民の税金、なぜ株主には責任を負わせないままに議会に持ってくるのか。臨時株主総会をしっかりしてほしい。それがそのときには…。休憩お願いします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時22分)(再開宣告午後5時22分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
◆13番(新垣新君) そのときには市長は、臨時株主総会には話し合いをすることもできない。ただ、あのときの苦しい苦渋の決断で私は債権放棄に賛同しましたが、あのときは賛成しなかったらワインのライセンスの更新ができない、経営等に大きな打撃になる。それも本当に重かったんです。4,780万円の電気代の債権放棄、私たち6名の説明には、市長は6月には具体的に所在を説明をしていく、当局も。その流れの中で評価するところはあります。プロジェクトチームを立ち上げ、この経営に陥った問題、評価いたしますが、またもや1億231万3,000円が浮き彫りになった。私は3月の債権放棄に賛成した立場ですから責任があります。その経営に陥った問題を私なりに討論で申し上げたいと思います。 さかのぼって、この第三セクター等点検評価委員会点検評価報告書、この問題において、私が思うことは、当局の説明は平成19年から観光農園の経営が非常に厳しいとなっておりますが、実態はどうだったんだろうかという問題もあります。平成19年、ワインの売り上げ合計は2,641万6,341円の売り上げ、パークゴルフが約1,530万円、そして平成20年度ワインの売上高が約1,650万円、そしてパークゴルフのプレー代が約1,757万円という合計が出ております。しかしこのあたりから厳しいという問題の中で、私がなぜこの経営に陥ったのかという空白の期間、それは元社長、名前は読み上げませんが、平成20年7月31日におやめになっております。そして現社長、平成21年6月9日から現在に至っております。約11カ月間の空白の時間があります。この空白の時間に、当時の議員もおわかりだと思います。当時の担当部長から市長にも、市長就任後に簡単に社長を受けてはいけない。私も申し上げました。これは民間にできるものは民間にやったほうがいい、そして時間をかけて直営か、分社か、そういったあらゆる角度からやっていこう。同時にそのときに観光農園内でも問題がありました。当時、平成19年、20年のとき、名前は読み上げませんが専務と職員との人間関係等の問題がありました。もと観光業界、観光のプロなのか。この方は土木屋出身ではないのかと。そういった旨を市長には、やはりこれを受ける前に、新しく人事を刷新してほしい。これを強く強く私自身も市長に言いました。まず観光農園について、再生をさせる力強い意気込みでありました。評価いたしますよ、しかし現状はどうであったんでしょうか。何らかの改革点、改良点、民の知恵を入れてやる、この点検評価報告書、市長は当時2月のときの説明には市長公務で多忙なため、経営は専務に任せきりであったと、再生をさせると言った社長並びに市長には責任が重いと思います。この責任は重大であるということをぜひわかち合っていこうではありませんか。この問題、現経営における経営責任、これを一人一人の皆様、読んでみればわかると思います。会社法を今、顧問弁護士を通して勉強しております。しっかり受けた側にも、今の責任が一番あるんだという会社法第223条、225条、257条、その問題をしっかり考えていかなければいけないという問題もあります。もちろん債権放棄を認めた以上、私にも大きな責任があるんです。 さて、今回、1億231万3,000円の中で当初はレストランを買い取るためにこの予算を組みました。しかし買い取った場合、観光農園にこのお金を渡して市が買い取った場合、観光農園なのか、糸満市なのか、国からの補助金返還命令が出てくる。この苦渋の選択の中で特別清算にかじを切りかえっていったという問題は評価できるものもありますが、しかし、大事な問題、多くの問題でわかるように、株主に対してまず責任を、説明を、臨時総会を開くべきなんです。債権放棄も同様に今回も、そして今、新たに生産農家からもこのような声が力強く出ている。心配です。多くの心配です。株主に諮らないままにこのような現状になった場合、聞いてほしかった、そして取り下げてほしかった。これは当局の説明に、我々は市長を交えた話し合いを6名でしました。メンツよりも市民の声、大義、税金、汗水流して税金を払っているという大義を大事にすべきじゃないかと紛糾をしましたが、このような結果になったことは残念でなりません。 そして新しい公募の問題も、株主総会にも、株主の方にも説明はしておりません。この問題においても現株主の方々、農家の方々、きちんとした丁寧な丁寧な説明をすべきだったんじゃないかなと。債権放棄ができるように祈願するというものもありますが、何らかの大きな大きな、新たな問題の発生の資金が出ないか。慎重に慎重にちゃんと向き合って聞いてほしかった。やはり一番大事なことは聞く耳、そしていろんな方々に相談すること。私は多くの法律のわかる経営者とも相談しました。そして法律と、そういった会社法とか民事的なものいろいろ聞いてきました。ただ、心配です。新しい選定企業が決まったとしても、前に行くんであろうか。この手順、税金の重みと、そして手順がされないままに公募も、債権放棄も、レストランの予算も組まれた。私としては重いんです。苦しいんです。市民の税金を何ら問題がないという問題ではありません。私自身、信念を持ってこの問題、反対を申し上げます。議員各位の皆様、誠意ある、そして市民と寄り添う良識ある判断を求めます。市長も苦しい、社長も苦しい立場でありますが、これは糸満市の税金が今後どのくらいになるか。また裁判がどうなるか。まだ確定はしておりません。特別清算においても。しっかり物事は手順が決まってから行うことが常識であるということの理解を求め、私からの討論とかえさせていただきます。議員各位の賛同を求めます。
○議長(
徳元敏之君) お諮りいたします。
委員長報告及び修正案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告及び修正案に対する討論を終了いたします。
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時32分)(再開宣告午後5時33分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 これより採決を行います。
△議案第47号 平成26年度糸満市
一般会計補正予算(第1号)に対する国吉武光君外10名から提出された修正案について採決を行います。 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君) 起立多数であります。 よって本修正案は、可決されました。 次にただいま修正議決した部分を除く原案について採決を行います。 ただいま修正議決した部分を除く原案に賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって修正議決した部分を除く原案については、可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 休憩いたします。(休憩宣告午後5時34分)(再開宣告午後7時00分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
議員提出議案第2号「
糸満観光農園の調査に関する決議について」を議題といたします。 本案については、提出者大城明弘君外7名の賛成者でもって提案されております。提出者の提案理由の説明を求めます。
◆12番(大城明弘君)
議員提出議案第2号
糸満観光農園の調査に関する決議について。上記に関し、別紙のとおり決議するものとして、読み上げて提案理由といたします。
糸満観光農園の調査に関する決議案1 調査事項 本議会は、
地方自治法第100条の規定により、次の事項について調査するものとする。 ①
糸満観光農園に関する事項2 特別委員会の設置 本調査は、
地方自治法第109条及び委員会条例第6条の規定により委員9人からなる
糸満観光農園調査特別委員会を設置して、これに付託するものとする。3 調査権限 本議会は、1に掲げる事項の調査を行うため、
地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を上記特別委員会に委任する。4 調査期限 上記特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を行うことができる。5 調査経費 本調査に要する経費は、本年度においては、738,000円以内とする。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(
徳元敏之君) お諮りいたします。 本案については、質疑、委員会の付託及び討論を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって本案については、質疑、委員会の付託及び討論を省略することに決しました。 これより採決を行います。
△
議員提出議案第2号
糸満観光農園の調査に関する決議について、本案を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君) 起立多数であります。 よって本案は、原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) ただいま設置されました
糸満観光農園調査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、比嘉譲君、国吉武光君、浦崎暁君、大田守君、玉城安男君、新垣新君、伊敷幸昌君、長嶺一男君、新垣安彦君、以上9人を指名いたします。
糸満観光農園調査特別委員会の委員長及び副委員長の互選をしていただきます。委員会条例第9条第2項の規定により、委員長及び副委員長は委員会において互選することになっております。さらに同条例第10条第1項の規定により、委員長及び副委員長がともにないときは議長が委員会の招集日時及び場所を決めて、委員長の互選を行わせることになっておりますので、
糸満観光農園調査特別委員会の場所を全員協議会室と定めます。 休憩いたします。(休憩宣告午後7時04分)(再開宣告午後7時34分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。
△
糸満観光農園調査特別委員長から正副委員長互選の結果について、報告がありましたのでお知らせいたします。
糸満観光農園調査特別委員長に浦崎暁君、副委員長に大田守君、以上のとおり報告がありました。 休憩いたします。(休憩宣告午後7時34分)(再開宣告午後7時34分)
○議長(
徳元敏之君) 再開いたします。 「30人以下
学級早期完全実現」のための
意見書採択を求める陳情を議題といたします。 本件については、その審査を
総務委員会に付託してありましたが、同委員会では本件を採択し、
議員提出議案第3号「「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書」(国提出)、
議員提出議案第4号「「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書」(県提出)を提出してありますので、本案を含めて委員長の報告並びに説明を求めます。
◆2番(比嘉譲君) お疲れさまであります。本
総務委員会に付託のありました「30人以下
学級早期完全実現」のための
意見書採択を求める陳情について
委員長報告を行います。 本件は、沖縄県教職員組合島尻支部執行委員長から提出されたものであります。本委員会では、6月10日に神里竜二さんを参考人として願意を伺いました。陳情の主な内容は、現在、沖縄県内において進められている少人数学級については、まだまだ不十分な状況であり、学校現場における30人以下学級の完全実現は急がれる課題となっているため、30人以下学級の早期完全実現を国と県に要請すること、増員される教職員は臨時採用ではなく、正規の教職員を充てるよう要請すること等を求めるものでありました。 審査の結果、本件を
全会一致で採択し、
議員提出議案第3号 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書(国提出)及び
議員提出議案第4号 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書(県提出)をそれぞれの関係機関へ送付すべきもの決しております。 それでは意見書を読み上げまして、本案の提案理由の説明といたします。「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書 日々、教育発展のために御努力頂いていることに敬意を表します。 さて、経済格差の拡大などによる就学援助児童生徒の増加、保護者等の多様な教育ニーズ、子供たちの学力格差の拡大など、ますます教育現場では困難な状況があらわれています。 学校現場では個々に応じたきめの細かい指導や、ゆとりをもった授業が求められています。日本の学校の「1学級40名」の定数は国際的に見て異常な多さであり、教育の困難さを増す大きな原因であることは以前から指摘されてきました。 この間、30数年ぶりの教職員定数見直しなどある程度進んできた政策もあります。特に、国の教職員定数は「1学級40名」から「1学級35名」に向けてスタートを切りました。2011年度は小学校1年生において「1学級35名定数」が実現し、2012年度は加配処置によって「小学校2年生まで35名定数」に前進しました。沖縄県においても、県独自の施策として従来の小学校1・2年生における「1学級30名定数」に加え、2012年度は小学校3年生において「1学級35名定数」、2014年度は中学校1年生においても「1学級35名定数」を実現することができました。 これら「少人数学級」の実現は、次代を担う子供たちの教育をより良くしていくために必要不可欠な制度であり、実際に日本各地で何らかの形態で「少人数学級」の施策が実施されています。中には沖縄県より進んだ「少人数学級」が実現している府県も多くあります。しかし、さまざまな教育課題を抱える沖縄県では、それを解決するための「少人数学級」実現はまだまだ不十分な状況であります。 全ての子供たちが、どこに生まれ育ったとしても等しく良質な学校教育を受けられるようにすることは、多くの保護者・教育関係者の願いであると同時に、国はもちろん県・市町村も含めた行政の責任でもあります。 「教育は未来への先行投資」であり、子供たちへの最善の教育環境を提供する必要があります。そのためにも学校現場における「30人以下学級」の完全実現は急がれる課題になっております。よって本市議会は下記事項が速やかに実施されるよう要請します。記一、段階的に「35人以下学級」を実現するとした教職員定数改善計画を速やかに実施すること。一、さらに「30人以下学級」の早期・完全実現を国の責任で行うこと。 特に、教職員定数の大幅な改善など人的措置・財政的な措置を行うこと。 以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 平成26年6月20日糸 満 市 議 会 続きまして、
議員提出議案第4号であります。県への提出であります。「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書 日々、教育発展のために御努力頂いていることに敬意を表します。 さて、経済格差の拡大などによる就学援助児童生徒の増加、保護者等の多様な教育ニーズ、子供たちの学力格差の拡大など、ますます教育現場では困難な状況があらわれています。 学校現場では個々に応じたきめの細かい指導や、ゆとりをもった授業が求められています。日本の学校の「1学級40名」の定数は国際的に見て異常な多さであり、教育の困難さを増す大きな原因であることは以前から指摘されてきました。 この間、30数年ぶりの教職員定数見直しなどある程度進んできた政策もあります。特に、国の教職員定数は「1学級40名」から「1学級35名」に向けてスタートを切りました。2011年度は小学校1年生において「1学級35名定数」が実現し、2012年度は加配処置によって「小学校2年生まで35名定数」に前進しました。沖縄県においても、県独自の施策として従来の小学校1・2年生における「1学級30名定数」に加え、2012年度は小学校3年生において「1学級35名定数」、2014年度は中学校1年生においても「1学級35名定数」を実現することができました。 これら「少人数学級」の実現は、次代を担う子供たちの教育をより良くしていくために必要不可欠な制度であり、実際に日本各地で何らかの形態で「少人数学級」の施策が実施されています。中には沖縄県より進んだ「少人数学級」が実現している府県も多くあります。しかし、さまざまな教育課題を抱える沖縄県では、それを解決するための「少人数学級」実現はまだまだ不十分な状況であります。 全ての子供たちが、どこに生まれ育ったとしても等しく良質な学校教育を受けられるようにすることは、多くの保護者・教育関係者の願いであると同時に、国はもちろん県・市町村も含めた行政の責任でもあります。 「教育は未来への先行投資」であり、子供たちへの最善の教育環境を提供する必要があります。そのためにも学校現場における「30人以下学級」の完全実現は急がれる課題になっております。よって本市議会は下記事項が速やかに実施されるよう要請します。記一、段階的に「35人以下学級」を実現するとした教職員定数改善計画を速やかに国に実施するよう要請すること。一、さらに「30人以下学級」の早期・完全実現ができるよう教職員定数の大幅な改善など人的措置・財政的な措置を国に要請すること。一、県独自にも「30人以下学級」が実現できるよう努力すること。一、「30人以下学級」に伴う教室増等の条件整備を市町村と連携して計画的に行うこと。一、増員される教職員は臨時採用ではなく、正規の職員を充てるようにすること。 以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 平成26年6月20日糸 満 市 議 会 以上であります。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告及び両議案に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告及び両議案に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告及び両議案に対する質疑を終了いたします。
委員長報告及び両議案に対する討論を許します。 お諮りいたします。
委員長報告及び両議案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告及び両議案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△「30人以下
学級早期完全実現」のための
意見書採択を求める陳情、本件についてはこれを採択し、
議員提出議案第3号及び
議員提出議案第4号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本件についてはこれを採択し、
議員提出議案第3号及び
議員提出議案第4号については、原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 「
義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」のための
意見書採択を求める陳情を議題といたします。
△本件については、その審査を
総務委員会に付託してありましたが、同委員会では本件を採択し、
議員提出議案第5号「「
義務教育費国庫負担拡充」及び
教育条件整備のための意見書」を提出してありますので、本案を含めて委員長の報告並びに説明を求めます。
◆2番(比嘉譲君) 「
義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」のための
意見書採択を求める陳情について
委員長報告を行います。 本件は、沖縄県教職員組合島尻支部執行委員長から提出されたものであります。本委員会では、6月10日に神里竜二さんを参考人として願意を伺いました。陳情の主な内容は、国庫負担金が大幅な見直しがされ、6年前に義務教育の国庫負担率がこれまでの2分の1から3分の1に削減されたことについて、自主財源の厳しい地方公共団体間で十分な予算を回すことができなくなり、地方公共団体間で教育条件に大きな格差が生じるため、義務教育において全国均質の教育条件を国の責任で保障すべきとして、国に対し意見書の提出を求めるものでありました。 審査の結果、本件を
全会一致で採択し、
議員提出議案第5号 「
義務教育費国庫負担拡充」及び
教育条件整備のための意見書を関係機関へ送付すべきものと決しております。 それでは意見書を読み上げまして、本案の提案理由の説明とさせていただきます。「
義務教育費国庫負担拡充」及び
教育条件整備のための意見書 日々、教育発展のために御努力頂いていることに敬意を表します。 さて、今日の教育の抱えている課題を解決するためには、地域や子供の状況を踏まえ多様な教育活動が推進できるよう、「当事者」である学校や市町村
教育委員会が主体的に運営できる仕組みに改善することが喫緊の課題です。 そのためには財政的な保障が必要であり、それは国としての責務です。しかし、小泉政権下の「三位一体」改革の中で、教育的論議と国・都道府県・市町村の教育の役割をどう担うかの検討も十分なされないまま国庫負担金の大幅な見直しがされ、6年前、国は義務教育の国庫負担率をこれまでの「2分の1」から「3分の1」に削減しました。 現在においても地方分権や道州制などの議論の中で、財源確保として国から地方への「一括交付金」「教育一括交付金」等の問題が十分に議論されておらず、解決しておりません。もし、義務教育費国庫負担制度がなくなれば、自主財源の厳しい地方公共団体では、義務教育に十分な予算を回すことができなくなり、地方公共団体間での教育条件に大きな格差が生じます。特に、多くの離島僻地校を抱える本県は非常に深刻な状況に置かれることが十分予想されます。 子供たちの教育条件に、地域による格差を生じさせてはなりません。少なくとも憲法に保障された義務教育においては、全国均質の教育条件を国の責任で保障すべきです。よって、本市議会は、下記事項が速やかに実施されるよう要請する。記一、教育の機会均等とその水準の維持向上を図るため、その根幹となる義務教育費国庫負担制度を堅持し、早急に国の負担を(2分の1以上に)拡充すること。一、次期教職員定数改善計画を速やかに実施するとともに、学校現場に必要な教職員を確保し、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門職の配置も拡充すること。一、意欲と情熱を持って教育に取り組むすぐれた教員を確保するため、人材確保法を堅持し、勤務実態を踏まえた教員の処遇改善に努めること。一、教育関係予算を増額し、充実させること。 以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 平成26年6月20日糸 満 市 議 会 以上であります。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告及び本案に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告及び本案に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告及び本案に対する質疑を終了いたします。
委員長報告及び本案に対する討論を許します。 お諮りいたします。
委員長報告及び本案に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告及び本案に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△「
義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」のための
意見書採択を求める陳情、本件についてはこれを採択し、
議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本件についてはこれを採択し、
議員提出議案第5号については、原案のとおり可決されました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 「
労働安全衛生委員会」を機能させ、
学校労働環境の改善を求める陳情を議題といたします。
△本件については、その審査を
総務委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。
◆2番(比嘉譲君)
総務委員会に付託のありました「
労働安全衛生委員会」を機能させ、
学校労働環境の改善を求める陳情についての
委員長報告を行います。 本件は、沖縄県教職員組合島尻支部執行委員長から提出されたものであります。本委員会では、6月10日に神里竜二さんを参考人として願意を伺いました。陳情の主な内容は、沖縄県の教職員の病気休暇者の増加が大きな問題となっており、全国平均を大きく上回る状態で、教育現場や子供たちに深刻な影響を与えている。慢性的な超過勤務、休憩時間のとれない連続労働、家庭への持ち帰り仕事の増大等が学校現場では当たり前になっているため、労働基準法に基づいて学校に
労働安全衛生委員会の設置が求められている。現在は、50人以下の事業所には設置が義務づけられていないことから、
教育委員会等と協力して市町村
教育委員会単位で
労働安全衛生委員会の設置を進め、機能化すること、超過勤務の改善の対策を講ずること、学校におけるメンタルヘルスの要因を調査・分析し、具体的な施策を早急に講じることなどを求めるものであります。 審査の結果、
教育委員会において善処されたしとの意見を付し、
全会一致で採択すべきものと決しました。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告に対する質疑を終了いたします。
委員長報告に対する討論を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する討論を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
徳元敏之君) 御異議なしと認めます。 よって
委員長報告に対する討論を終了いたします。 これより採決を行います。
△「
労働安全衛生委員会」を機能させ、
学校労働環境の改善を求める陳情、本件に対する
委員長報告は採択であります。本件を
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
○議長(
徳元敏之君)
起立全員であります。 よって本件については、
委員長報告のとおり決しました。
――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
徳元敏之君) 「これからの
勤労青年教育のあり方に関する要望書」を議題といたします。
△本件については、その審査を
総務委員会に付託してありましたので、委員長の報告を求めます。
◆2番(比嘉譲君)
総務委員会に付託のありましたこれからの
勤労青年教育のあり方に関する要望書について
委員長報告を行います。 本件は、日本青年団協議会会長から提出されたものであります。本委員会では、6月10日に久保田秀樹さんを参考人として願意を伺いました。陳情の主な内容は、
東日本大震災の発生以降、つながりやきずなの大切さが声高に叫ばれてきた中で、新たに青年団を立ち上げ、また再結成に向けて奮闘する青年たちの姿が見られますが、平成11年度の青年学級振興法の廃止やその後の市町村合併などにより、勤労青年を支援する行政の体制の弱体化、人的支援や補助金等の削減、廃止等、活動が十分に保障されている状況ではないことから、本市の総合計画または教育振興基本計画の中に勤労青年の存在を明確に位置づけ、
勤労青年教育を振興する政策を策定すること、社会教育主事等を配置し、公民館主事や青年教育施設職員体制、青年の集団活動や学習活動の財政的支援を充実させること等を要望するものでありました。 審査の結果、
教育委員会において善処されたしとの意見を付し、
全会一致で採択すべきものと決しました。
○議長(
徳元敏之君)
委員長報告に対する質疑を許します。 お諮りいたします。
委員長報告に対する質疑を終了いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)